[NEW] 社会館吾妻保育園の運営を開始

1.ご挨拶
2.保育所民営化の経緯

1.ご挨拶

2021(令和3)年4月1日

旧木更津市立吾妻保育園
現 社会館吾妻保育園  関 係 各 位

社会館吾妻保育園設置者
社会福祉法人木更津大正会
理事長 宮 﨑 栄 樹

ご   挨   拶

 この度、木更津市長からの推薦をいただき、改めて千葉県知事よりその設立が認可され、設置者として本日より吾妻保育園(正式には社会館吾妻保育園)の運営を開始した責任者としてご挨拶を申し上げます。

その名の如く、大正2年、時の内務省からの布達を受け、市内の寺院住職らによって設立され歴代の町長・市長を代表とし、市役所厚生課長を事務局員に据えて活動をして来た本法人は、既に100年を超す歴史を刻んでまいりました。
その活動範囲は、現在の保護司・民生委員・主任児童委員の業務を先取りし、医療保険制度が未整備の時代にあって、簡易診療所を運営し貧窮家庭に無料で診療施薬を施し、母子寮を持ち、授産所を経営するなど、全国的にも注目される中、昭和13年(厚生省が内務省から独立した年)には、授産所に保育部(木更津社会館保育園)を附設、社会事業法による認可を得て、授産所に通う母たちの子供達を無料で預かるなど、常に時代の要請を真正面から受け止めてまいりました。
昭和23年、新たに「公私分離」の原則が出され、市長・市役所厚生課の支援が断ち切られて後は、各寺院住職たち篤志家の中から、愛染院住職宮崎識栄(前理事長)が代表に選ばれ、唯一残された保育部門の運営を、新法「児童福祉法」に基づく認可を受けて、続けることとなったのでした。
以来70年、昭和56年には防衛施設庁から特段の補助金を賜り、木更津飛行場にジェット機が飛んできても支障が起きない、重コンクリート製の一級防音園舎300坪に改築、更には1999(平成11)年3月以来、約1万坪のゲレンデを整えて始められた里山保育が、2007年10月28日午後10時~11時半、NHKETV特集によって大々的に全国放映されて、木更津社会館保育園は一躍全国ブランドとなったのであります。

この度、木更津市審議会の議を経て、別紙「民営化の経緯」にまとめさせて頂いた通り本法人が公立保育園民営化第1号の木更津市立吾妻保育園を受託することとなり、今日の日を迎える運びとなりました。
50年程前、吾妻保育園現園舎改築記念式典に、千葉県君津支庁社会福祉課社会係保育所監査担当主任として臨席させて頂いていたことが、夢のようであり不思議なご縁に心震えるものがあります。

以上現在の心境を綴り、心より皆様の変わらぬご理解・ご支援を賜ります事をお願いしてご挨拶とさせていただきます。
木更津市公立保育園園長としての職を辞され、社会館吾妻保育園園長に勇躍継続勤務する道を選ばれた「豊田理花園長」のご決断に深甚なる敬意と感謝をささげます。

2.保育所民営化の経緯

保育所の運営費は、総支出額から保護者が納入する保育料を差し引いた額である。
戦後一貫してその10分の8を国、10分の1を県、残りの10分の1を市町村が負担してきた。それを変えたのは小泉・竹中内閣。国の負担を半分、残りの4分の1づつを県と市の負担とした上で、公立保育所の運営費の全額は市町村の負担とした。
それまで10分の1の負担で運営できる保育所は、比較にならない負担が出る幼稚園に比べて、市町村にはとても魅力的であり、鹿児島県・高知県などは、幼稚園なしの保育所だけの地域で有名であった。
公立保育所の運営費自己負担分が10分の1から全額になったとき、公立保育所の民営化はいずれ起こるべき工程となっていた。

今いよいよ各自治体の財政状況が余裕を失い始め、保育所建設ラッシュから約40年が過ぎ、園舎建て替え時期が迫り始めて、各自治体は、運営費・改築経費の全額負担を避けるために民営化を本気で実行に移し始めて、すでに15年?川崎市は全公立保育所を民間経営に移管する予定であるやに聞く。
市立吾妻保育園は、この数年、定員60名、現員約50名の保育所である。年間収支予算額約6200万円。保育料収入が2200万円として、木更津市は残り4000万円全額を税収から支出してきた。民営化の結果この負担額が1000万円になる。民間保育園に対する特別の補助制度が、社会館吾妻保育園にも適用されれば、更に1000万円ほどを市は負担することになる。今回の民営化は、市の財政負担を2000万円ほど軽減する可能性ありと想定できる。
更にあらたに土地を、(福)木更津大正会に有料で貸与することによって、年間150万円ほどの増収が見込まれる。
令和4年度からは、久津間・中郷保育所が民営化される。それぞれの規模は、吾妻保育園より大きめであり、それぞれと地代は有料貸し付けとなる。
かくして、3園が揃って民営化される令和5年度会計からは、合計でおおむね5000万円ほど(2年で1億円。)が浮くことになると推定される。

民営化は当初の主旨説明で市担当者が言われたとおり、市の財政健全化に寄与する可能性十分となりつつあると思われる。
市にご恩返しが出来ることを光栄に思うのみ。

社会福祉法人 木更津大正会
理事長  宮 﨑 栄 樹

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